どうも。
匿名劇壇の福谷です。
結局、三重から帰ってきてのブログ更新が、
こんな時期になってしまいました。
三重で経験させてもらったドエライあれやこれやは、
一つ一つ語るにはあまりにも膨大で。
言語化出来ないことも多く。
これだけは言えるのは、
今回の作品は「二週間の滞在制作」という条件でなければ、
確実に完成していないものだということ。
また、三重県文化会館の手厚いサポートを経て、
「誰かに期待されて作品を作るということのヤバイぐらいの恐ろしさ」
ということなんかを感じました。
もうね、すんごい良くしてくれるのよ。
二週間ずっと。
それがもう全部、
「あなたたちに面白いものを作って欲しいからですよ~」
っていうのが、ビンビンに乗っかってて。
もはや、脅迫ですよね。
すんげー怖い。
あとね、これが実は僕にとって一番の収穫だったんですけど、
「別に二週間泊まりこんだからって劇団の結束は深まらないし、
一日中稽古するからといって、それが理由で面白い作品になるわけではない。(俳優それぞれの過ごし方によって俳優の能力のみ明らかに向上する。)」
ということを感じました。
いやまあこれ言うと滞在製作全否定っぽくて、
また「こいつらナンヤネン」って思われるかもしんないですけど。
でも、そこじゃないんですよ。
滞在製作だっつーとね、みんな口を揃えて、
「カンパニーとして強くなる」とか、
「チーム力が増す」なんてことを言うんですけど。
……そうですかね?
…それって、正直、勘違いじゃないですか?
って思ってて。
行く前からそう思ってて、
帰ってきたあとも結局僕間違ってなかったんですけど。
あのね、僕が正解を言います。
強くなるとか、そんなのはとりあえずまず錯覚です。
カンパニーとかチームのね、
「仕組み」があらわになる、ってのが答えです。
どんな組み立て方になってるのか、とか、
どこの歯車がどう動いてアレがこうなってるのか、とか、
あれ、ここ完全に動いてなくない?、とか、
え、ここ、ごっつ動いてるのに他の部位に何の影響も与えてないけど、なにこのプルプルしてる部分?、とか、
ちょっと待って福谷ってマジで洗い物一回もしてなくない?、とか。
そういうものが可視化されるんです。
具体的な機能の向上なんて無いんですよ。
そりゃそうなんですよ。
強くなるとしたら、これからな訳です。
滞在制作ってやつは、強くなる「きっかけ」なわけです。
顕にしてくれるだけです。
(これをねえ…なんにもわかってねえで「二週間泊まり込み!ふぇー!いいですねー!劇団のパワー、アップしますねー!」なんてのん気なことを言われるとハラハラするんですよ…。)
(アップはまだやっちゅーねん。。。)
(これからアップするとこやのにプレッシャーかけてくんなっちゅーねん。。。)
「チーム力の向上」という観点から書くと、Mゲキ→ネクストはこんな企画でした。
うん。とてもいい。
次に繋がるというところが、とてもいい。
作品作りの観点からはまた今度書きます。
さて、明日はHEPに小屋入りです。
ほんとに、ほんとにお客さんが少なくて身震いする。
っていうかだから正直自信あるんで初日さえ入ればあとは持ってけると思うんですよ。
だから25日に来てくださいよ。
あとは皆さんが見た感想をツイッターに書いてくだされば、大丈夫なんですよ。
お願いします。
クリスマス、年末、一年の終わりに相応しいハッピーな演劇です。
ちなみに、クリスマスの話だけど、夏の物語です。
来てください!!!!!
(つーかマジここだけの話)
(福谷の頭叩ける系の同業者さんは)
(もしスケジュールさえ空いてるならご招待しますので)
(ほんと連絡下さい)
(福谷の頭叩けない系の同業者さんも)
(ほんと連絡下さい)
(了)
コメントをお書きください