舞台美術の打ち合わせ

 

今回、MONOの水沼健さんに美術をお願いしている。

水沼さんは舞台美術家ではない。

ので、いろいろ大変だ。

 


 

昔、「壁ノ花団」に出させてもらった。

ヤングフォーエバーという作品だった。

 

その美術がとても良かったし、

壁ノ花団の美術はとてもいい。

 

美術としてクレジットされているのは水沼さんではないが、

その、「アイデア」と「センス」が欲しかった。

 

ので、水沼さんにお願いした。

「アイデア」と「センス」は申し分なく頂いた。

 

あとは、舞台監督の涌本さん指揮のもと、

「舞台美術」化していく作業だ。

 

チームで頑張りたいと思う。

 


 

アイデアとセンスとユーモアのある人間は、いい人間だ。

 

僕もそうでありたいと願う。

アイデアとセンスとユーモアがないやつはダメだ。

話してたって退屈で仕方がない。

 

友達にするなら、

アイデアとセンスとユーモアのあるやつだ。

 

結婚するなら経済力のあるやつだ。

 

アイデアとセンスとユーモアは、

生きるうえで何一つ必要ないからねっ!

 


 

稽古三日目。

 

ひとまず、配役を決定した。

 

今回はなんだか知らんが役が十五個くらいあって、

基本的には一人二役だ。

 

俳優が足りないからではなく、

必然として、そういう構造になっているはず。

 

ま、稽古を進めていけば見えてくるでしょう。

 

Jerk!!で登場した短編が、

長編に膨れていたりする。

 

これは、もともとフラッシュフィクションをやろうと思った時からあった構想だ。

 

フラッシュフィクションはあくまでも切り取りなので、

その前後にはちゃんと物語が広がっている。

 

というのを、こうやって披露する。

 

なんてことを、繰り返していければと思う。

 

次回もまたフラッシュフィクションをやって、

長編の種になればいい。

 


 

ドストレートに面白いものを作ろうと、

フルスイングかましているつもり。

 

いい感じだと思う。

(台本はまだ完成してないけれど…)

 

構造の複雑さには拍車がかかっている。

 

メタ性が尋常じゃない。

 


 

僕はね、

フェルメールの絵画芸術をやりたいんです。

 

あの絵を見てから、

僕がやりたいのはこういうことだと信じて疑っていません。

 

僕はこの絵を描きたいんです。

 

もちろん、

 

演劇の上で、ね。

 

(了)